私に取っては作詞という分野で掛け替えの無い換えのきかないなくてはならない逸材。
唄を作るという事ではどっちが不在じゃどうにもならない。
松井五郎という人物は作詞家にとどまらない行動力があり毎回何かを彼がやる度に尊敬の念が増すばかり。
今回は「風のよせがき」というタイトルでチャリティーアルバムをリリースし彼の作詞に12組のアーティストが曲を寄せ書きした。って事でいいんだろうな。
そのリリースイベントライブが原宿のラドーナというお洒落なライブスポットで行われお招きに預かった私はそこでまたしても彼の底力を感じ勇気を授かった。
私たち職業作家というものはものを生み出し自分ではない他の人の力を借りてそれを世に届け出すには違いないのだけど、自分を表現しているのかというと決してそうではないと思う。
唄う人の、聞く人の気持ちの担い手としてのお役目を買って出ているというのが近いかも知れない。
限りなく裏方で人を輝かせたい、このポジションが向いているのだろうし好きでここにいる訳だ。
今日の松井くんはなんとも華々しく司会進行を立場上担いその運び様というと邪魔にならず至って普通で自然で控え過ぎもせず何とも程よいバランスの取れた仕事ぶりだった。
帰宅後直ぐさまメールをいつになく長文でいつになく丁重な言い回しで送った。
唄が映えるように曲が映えるように表現者であるFAがとにかく一番、という我ら職業作家の真骨頂でした、というような言葉を使ったと思う。
終演後、内々の打ち上げに居座り彼の挨拶を聴き、その一言一言が全て我が身に変換され
こんな時期だからこそもう少し選んだこの道をしっかり歩まなくてはと気持ちを押された。
松井くんには本当に感謝をし、増々の尊敬の念が強く深まったのでありました。

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